レッスン14 温泉旅館

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桃香は挿入したまま、ゆっくりと私を押し倒した。私は仰向けになり、桃香が私にまたがってハグしたままの密着状態で私の欲棒を挿入している。 江戸48手の「本茶臼 ほんちゃうす」だ。騎乗位は馬にまたがって腰を動かす騎手の様子から名付けられた言葉で、女性主導になり、気持ちいい場所を狙って動きやすいという利点があるが、この体位は女性との密着度も高く、桃香の乳房が私の胸て密着し、柔らかく潰れている様子が体感出来る。私は暴発しそうな欲棒を必死に抑えた。桃香は狂ったように腰を揺らしてくる。窓の外の滝の音が更に激しく耳に刺さる! 桃香は私の唇を貪ると、そのまま舌を私の乳首に当てた。私はこそばゆくなり、耐えきれず挿入したまま桃香を押し返した。今度は、私が桃香に対して騎乗位になった。私は右手を伸ばし、枕元に置いていたコンドームを掴んだ。しかし、桃香はその手を左手で掴むと首を横に振った。私は、握ったコンドームから手を離し、桃香の目を見つめた。 「今日は、付けないでいい。私が全部受け止めるわ。全部。さあ、きて。伸ちゃん。たくさん出して。」 セックスをする男性が一番彼女から聞きたい甘い言葉であった。男性は自分の精液を中出し出来る事で、自分の彼女を完全に自分のモノに出来たという妙な達成感があった。だが、桃香は教師の卵である。大学生で妊娠させるのには、少し抵抗感がある。 「ダメだよ。桃香。赤ちゃん出来たらどうする?」 私は、本意でもないセリフを吐いた。その間も私の欲棒は桃香の子宮近くまで突き刺さっていた。また勃起し始めるのを感じた。 「ああっ。嘘つき、なにか大きくなってる。きて、伸ちゃんの赤ちゃんなら産むわ。必ず、クウッ!」 子宮の奥に当たっているのか、桃香は快楽の喘ぎ声をあげる。私は挿入したまま、桃香の胴を空に浮かせて腰を支えて持ち上げた。 江戸48手「つり橋」の体勢だ。つり橋は腰高位とも呼ばれ、正常位の状態から、女性の胴を空に浮かせて腰を支えて持ち上げ、男性が膝立ちになり、その男性の姿が、つり橋のようであることからネーミングされた体位だ。この体位は奥が刺激されるので、桃香には、堪らない快感だったのだ。 私は、意をきめた。かつて桃香の姉 静香も中出しした時には、結婚まで決めていた。 「私はこの女性と結婚する!」 私はコンドームを投げ捨てると更に両腕に力を入れて激しく腰を振った。桃香の背中には私が剥ぎ取った浴衣が敷布団のように敷かれている。それを見た私はまるで強姦しているかのような、異常な感覚が芽生えた。 「いくぞ、桃香。耐えてくれ。」 私は何度も腰高の桃香の小さな身体に欲棒をおしつくた! 「ああっ、ああっ、気持ちいい。もっとよ。」 桃香も腰をあげ、私の挿入の手助けをした。私の欲棒は更に硬く勃起し、桃香の子宮の奥深くを突き刺した。滝の音が更に大きく聞こえた。
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