プロローグ

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プロローグ

 一発の銃声が室内に響き渡る。 「母さん!母さん!」  親友の母親が殺される現場に遭遇した。  私は泣き叫ぶ彼女に何もしてあげられない事が苦しい。 「私だって娘なんだよ……? 実の子は邪魔でしたか……?」  銃を握る彼女の言葉が頭に響く。  その場に居た全員が「次に殺されるのは自分だ」という恐怖に震えただろう。 「あなたにとって私は良い道具だったのでしょうか?」
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