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トオルはそれを覗き込んで、ニヤリと笑った。
ん…。
宮脇とやるの…。
「アイツ、なかなかいい音出してたじゃん。フィーリングも良いし」
でも、宮脇、私たちと一緒に何てやってくれるんだろうか…。
トオルはそのSNSの通話ボタンを押した。
「お、おい…」
トオルはまた笑って、
「まあ、見てなって…」
数回コールすると宮脇の声がスピーカーから聞こえた。
「上村…。この間はありがとうな」
宮脇の寝起きの様な声が聞こえる。
「宮脇、俺だ。相羽だ」
少し間があって、
「ああ、相羽…。お前のギターもなかなか良かったよ」
私とトオルは微笑む。
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