オーディナリーデイズ8 ボーイズ クライド

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宮脇は直ぐにやって来た。 「おいおい、アランって此処かよ。ミュージシャンの憧れの聖地じゃねぇか…」 店に入ると大声で言う。 「静かにしろよ…。お行儀悪いぞ」 私は宮脇に言った。 「あ、ああ。すまん。つい興奮しちまって…」 私の横に座りながら謝っている。 そして店内を見まわしている。 私は宮脇の腕を叩いた。 「ジロジロ見ない」 「あ、すまん」 宮脇は頭を掻き、手に持っていたドラムのスティックをカウンターに置く。 スティックケースに「N.MIYAWAKI」とネームが入っていた。
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