3人が本棚に入れています
本棚に追加
私は飛び起きた。
荒い息で肩を揺らし、嫌な汗をかいていた。
「夢か…」
部屋の中を見渡す。
ベッドから落ち床に転がったスマホにメッセージが届いていた。
友達のトオルからと、今、夢で私が殺される原因になっていた水島桜子からだった。
「十四時にアランに集合」
桜子からはそんなメッセージ。
トオルからは直ぐに来いというメッセージだった。
とにかく、汗をかいて気持ちが悪い問題から解消しようと私はシャワーを浴びる事にした。
部屋を出てリビングに下りると、父も母も居て妹の奏美も窓を拭いていた。
「お、起きたか有名人」
と父が言う。
年末の大掃除をやっている様だった。
最初のコメントを投稿しよう!