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私は大掃除用に準備されていたおにぎりを食べて部屋に戻った。
髪をセットして、樹のプールオムを手首に吹きかけ耳の後ろにも付けた。
高校生の癖に生意気なって思いながら付けていたら結構使っちゃったので、新しいのを買っておこうと思いながらいつも忘れる。
私はベースを持ってリビングに下りた。
「出掛けて来るね」
私は外に出た。
誰も何も言わない。
樹、少しは家の事も手伝いなさい…。
私は家を出て駅へと歩く。
いつもならコンビニで肉まんを食べるのだけど、今日はさっき朝食を食べたところなのでパス…。
そのまま電車に乗った。
家を出た時から少し違和感があった。
誰かに尾行されている気がする。
電車の車両の中を見渡す。
取り立てて怪しい人はいない。
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