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#1 ハジマリの歌
『大丈夫きっと君は魔法を使えるようになるよ』
そう言って私をなぐさめてくれた君は今どこにいるの?
君の言っていた学校にやっと入学出来たよ
ゆっくん…____
魔法が使えるこの世の中。でも私は魔法が使えない
そんな私をなぐさめ唯一仲良くしてくれたゆっくんを探しに、小さい頃よくゆっくんが話していた
名門・天ノ川魔法芸術学園に入ることが出来た。
綺麗で広い校舎エントランスには可愛くてかっこいい衣装が入ったショーケース。お母さんが着た衣装私も着てみたい……
私は 浅桜 桃華
やっとこの日が、夢に見た天ノ川魔法芸術学園高校に入ることが出来た……
すごい…この学園、個性が溢れてキラキラしてる…
あっちからはヴァイオリンが聞こえてきたり
こっちからは歌が聞こえてきたり
そっちでは絵を描いてて すごく自由……
ここなら私も魔法を使えるようになるかも_
•*¨*•.¸¸♬•*¨*•.¸¸♪•*¨*•.¸¸♬•*¨*•.¸¸♪•*¨*•.¸¸
ん?なんだろうこの優しくて繊細でそれでいて力強い歌声は……
私は歌の聞こえる方えと足を運んだ。
そこには1人男の子が歌っていた青のネクタイ自分と同じ2年生だ。
青がかった黒い髪に透き通るように白い肌見た目もそうだけどやっぱり歌声が綺麗…
「お前、何をしている。見ない顔だな転校生か?」
「はい今日から天ノ川魔法芸術学園に入りました浅桜です寮を探していて」
この人今、浅桜っていう名前に反応したような……
まぁいいや
「じゃあ私はこれで」
緊張しながらその場を離れようとしたその時
「寮はそっちじゃない」
え?と混乱する私
「寮はこっちだ」
え?ん?案内してくれるのかな?まぁいいやついて行こう。
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