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「ここが寮だ」
ここが寮……何これ広い前の寮とは比べ物にならないくらいに広くて綺麗……
「あっ君が噂の転校生だね!」
誰だろ?綺麗な人……
「私この寮の副寮長の茜部百2年だから同い年だねよろしく」
「あっよ、よろしくね」
「あとは頼んだぞ茜部」
そういい男の子はどこか行ってしまった。
「君、名前は?」
前に残ったのは広くて綺麗な寮とただただ綺麗な女の子が1人。
「えっと浅桜 桃華です」
「えっ!浅桜って……」
どうやら彼女は〝 浅桜 〟という名前を知っているらしい……
「もしかしてなんだけど浅桜さんのお母さんって浅桜 昊さんだよね…」
「は、はいそうですけど…」
「え!まじか、すごい あの浅桜さんの娘さんに会えるなんて」
私は戸惑いながら質問をした
「お母さんのことを知ってるんですか?」
すると彼女はキラキラとした目で答えた
「知ってるも何も有名人だよ!しかも天芸(天ノ川魔法芸術学園高校)の卒業生だよ!魔法使いでもトップのトップで魔法を2個使う魔法使いは珍しいというか、1つの魔法を使うだけでも体力をすごく使うのとかがあるからさ。
今天芸にいる現役でもまだ2個使ってる人はいないんだよ!それくらい珍しいことであっ…ごめん勝手にペラペラ喋っちゃて」
彼女はハッとして話をやめた
「ううん大丈夫だよそれに“お母さんのこと”色々聞けたし」
そういった後に続けて私は質問した
「ねぇ茜部さんさっきの人って誰なの?」
「あぁさっきのねあいつは黒井 楪この寮の寮長やってるの」
「へぇ〜」
「あいつの歌聞いた?」
「うんすっごく綺麗な歌声だった」
「でしょ、だからクラスでは同い年なんだけどすごい遠い存在みたいになってるのそれにあいつ顔がいいから、それはもう女子に大人気。
あいつの他にも人気な人はいるんだけどね」
「へぇ〜なんかすごい人なんだな」
「あと私のこと〝 茜部さん〟じゃなくて百でいいよ」
「うん百。私も桃華でいいよ」
「うんよろしくね桃華」
魔法が使えない私でも初対面でこんなに話してくれる人がいるんだ今までの私と違うなんだろうこのふわふわした感じ……
「結構立ち話しちゃったねそろそろ中入ろっか」
「うん、そうだね」
「部屋は私と同じだから安心して!」
「そうなの!良かった全然知らんい人と急に同じ部屋はさすがに気まずいから」
「だろうなと思って学園長さんに許可貰ったから私転校生が来るって聞いてからずっと仲良くしたいなと思ってて」
「ありがとう嬉しいよ」
「桃華、授業の参加は明日からだよね?今日学校休みだし」
「うん明日からだよ。だからみんな自由に過ごしてたんだ」
「そう言うことまぁいつもあんな感じだけど」
などと私たちは話しながら部屋に向かった
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