イケメン部長

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そんなこと言ってるうちに道場に着いた。お茶いふに入ってる鍵で道場の入り口を開けてるときには、このイケメン部長をいよいよ嫌いになりかけていた。 「はー今日も茉莉花来ないだろうな。依田も機嫌悪そうだなー。」 もう返事するのも面倒で、鍵を開けることに集中している(てい)で、返事をしないでいた。それなのに鍵がなかなか開かなくてもたついていると…。 「もーオレ疲れちゃったよー。七美なぐさめてー。」 部長が私の肩に頭をのせてきた。 イケメン部長が…。 私の肩に。 コツンって。 頭のせて…。 少女漫画とかで見るやつ!主人公の女子がキュンってするやつ! でもさ…。 ………。でも無理ーーーー! イケメンだけど無理! 鍵が開き、部長の頭をそっと避けると何事もなかったように道場に入った。 部長は不思議そうな顔をしていた。 結局、茉莉花先輩は部活を辞めた。それとほぼ同時に大学生と付き合ってるとかなんとかってストーリーにあげてた。 3年の先輩達は引退した。 私は部活を楽しんでいる。
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