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僕にはちょっとした超能力がある。
心が痛む能力
名前は付けない。
決して付けない。
在るとも知れない神様からギフトされたものにしては、何だか少し残念な能力であるから単純に恥ずかしい。
他人にも言わない、寧ろ隠したいのだ。
ハズレ能力、残念能力。
僕の超能力。
心が痛む能力
それは僕の心が昂ると、僕の心臓が痛むというもの。
他人のは知れない。感情が動けば動く程に痛む。
何というか、極めて残念な能力である。
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