2人が本棚に入れています
本棚に追加
近隣地域で出張もある。もちろん通勤圏内で。見慣れない場所で、不慣れなルーティン作業。
疲労度が蓄積されていく。
5/13
まさかの課長からの要請。(別部署)
行きたいけど、泣く泣く辞退。
5/16
「助けて泣」
恐れていたヘルプLINE。
ヤバ過ぎ!!!!
わたし辞めてまだ2週間だよ?
でも。よくぞ耐えたよ、いっちゃん!!
翌日お茶しようと誘い、来週会うことになる。思う存分、若者のエキスを吸い込もう。
5/23
給料明細を送付していただいた課長の付箋。
「今が辛いです笑」
表裏なく辛口トークの中にチラホラ垣間見えるあたたかさ。実直さと辛辣さと、仲間を思いやる行動力を尊敬している。
今でも、一歩後ろで様子を伺い、必要なときには率先して前に出る姿が目に焼き付いている。
残念無念。もう一度、課長の元で働きたかった。
辞めたことは微塵も後悔してない。
某日。薬局の面接に挑む。
予想よりはるかに早い対応にビビりながら臨む。
退職当時の薬局長もブロック長も変わっており、約2年の歳月を慮る胸中を察してくれたのは、研修で一緒だった他店舗の同期だった。
人間関係は悪くなかったんだ、実は。
当時ギリギリまで迷って辞めた。
介護休暇や連続休日を取得してまで、母に付き添うことを躊躇したんだっけ。
結局、唐突に辞めちゃった過去。
志半ばで断念した無念を晴らそう。
いや。一から御指導いただいた恩を少しでもお返し出来るようにしたい。
懐かしい顔、初めて見る顔、まだ挨拶しかしたことがない顔見知り程度の人や初見の人まで。
ウェルカムな体制に涙出そうになった。
……居場所。
しっくりこなかったのは、やはり判断を誤ったからだとわかった。
まだ、世界が終わった訳じゃない。
もう2度と、変更出来ない訳でもない。
採用になりますように……
祈るのみ。
最初のコメントを投稿しよう!