2022.5

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近隣地域で出張もある。もちろん通勤圏内で。見慣れない場所で、不慣れなルーティン作業。 疲労度が蓄積されていく。 5/13 まさかの課長からの要請。(別部署) 行きたいけど、泣く泣く辞退。 5/16 「助けて泣」 恐れていたヘルプLINE。 ヤバ過ぎ!!!! わたし辞めてまだ2週間だよ? でも。よくぞ耐えたよ、いっちゃん!! 翌日お茶しようと誘い、来週会うことになる。思う存分、若者のエキスを吸い込もう。 5/23 給料明細を送付していただいた課長の付箋。 「今が辛いです笑」 表裏なく辛口トークの中にチラホラ垣間見えるあたたかさ。実直さと辛辣さと、仲間を思いやる行動力を尊敬している。 今でも、一歩後ろで様子を伺い、必要なときには率先して前に出る姿が目に焼き付いている。 残念無念。もう一度、課長の元で働きたかった。 辞めたことは微塵も後悔してない。 某日。薬局の面接に挑む。 予想よりはるかに早い対応にビビりながら臨む。 退職当時の薬局長もブロック長も変わっており、約2年の歳月を慮る胸中を察してくれたのは、研修で一緒だった他店舗の同期だった。 人間関係は悪くなかったんだ、実は。 当時ギリギリまで迷って辞めた。 介護休暇や連続休日を取得してまで、母に付き添うことを躊躇したんだっけ。 結局、唐突に辞めちゃった過去。 志半ばで断念した無念を晴らそう。 いや。一から御指導いただいた恩を少しでもお返し出来るようにしたい。 懐かしい顔、初めて見る顔、まだ挨拶しかしたことがない顔見知り程度の人や初見の人まで。 ウェルカムな体制に涙出そうになった。 ……居場所。 しっくりこなかったのは、やはり判断を誤ったからだとわかった。 まだ、世界が終わった訳じゃない。 もう2度と、変更出来ない訳でもない。 採用になりますように…… 祈るのみ。
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