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クリスがカウンターテーブルに近づくと、中にいる小さく目つきの悪い太った親父が「ご苦労さん」と言って、布の袋をカウンターテーブルにドンと置いた。 クリスは布の袋を手に取ると袋の中を確認をする。 「ありがとう。マスター!」 布の袋の中には袋いっぱいに硬化が入っていて、クリスはすぐに黒いローブの中にしまった。 「クリス、次の依頼があるんだが? 大丈夫か?」 「大丈夫だよ。マスター 次は何を殺してくればいい?」 「オッケー じゃあ、ついて来い」 マスターが後ろの古びた木の扉を開けて入っていくので、クリスはカウンターの中に入り扉の中に入った。 部屋の中は隅には本棚があって、辺りには依頼のかかれた用紙が散らかっている。 マスターはクエストボードの前に立って、貼られている紙を確認している。 「えーと、これだ これだ」 マスターは一枚取ると、傍にある木の机に置いた。 「ジャイアントホーンだ。過去にも殺したから、クリスならイージーだろ」 クリスは置かれた用紙を確認する。 「あぁ、あのデカい鹿だよね。生け捕りじゃなくていいんだよね」 「あぁ、殺していいよ」 「わかった。じゃあ、すぐに殺してくるね。でも、ジャスパーにご飯飼わないといけないからその後ね」 「オッケーだ。じゃあ、頼んだぞクリス」 「じゃあ、行ってくる」 クリスはピックニックでも行くかのような声で言うと、マスターに手を振り部屋を出て行った。
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