恋愛小説に悪戦苦闘

1/1
前へ
/9ページ
次へ

恋愛小説に悪戦苦闘

 先日の夜中。フルマラソンに出発し、走り出し10秒くらいでお巡りさんから職質を受けたNeroです。「余りにも無表情なのでお声掛けしました」ってどういうこと? やる気削がれたのですぐ帰りました。  さて、現在私は『冤罪令嬢』という作品を連載中なのです。……恋愛小説、初めて挑戦しているのですがとても難しいです。  巷のネット小説界は恋愛ジャンルが大人気。このジャンルを制する者は、ネット小説界を制すると言っても過言ではないくらいに思います。  そして、連載スタートしてから読者の反応を観察しているのですが……思ってた以上に伸びないでやんすな(笑)  有り難く、本棚追加やスターを頂いてはいるのですが、けっこう離脱されています。読んでいる途中で「これじゃないわ」ってことです。はい。  自分なりに原因は何だろうと考えました。 1.物語がブレまくり 2.読者の共感を得れていない 3.情景の薄さや言葉遣いの違和感  順を追って考察します。 1.物語がブレまくり  恋愛小説でよく見る設定は『婚約破棄』『悪役令嬢』『国外追放』などで、拙作にもその要素を取り入れました。さらに私は『令嬢に死刑求刑』も追加してプロットを作成し、日々黙々と執筆しているわけです。  ところが……まぁブレるブレる。書いてる本人が「どうしてこうなった?」と疑問に思うほど、方向があちこちへ変わります。なんならプロットにないキャラとか平気で出没してます。  原因は登場キャラ各々の心情変化が目まぐるしく、それに伴いセリフや行動も変わるので、プロットからやたらズレが生じるのです。  「プロット通りに喋らせれば?」となるのですが、私はプロットで会話まで決めておりません。場面ごとに「ここはこう話すのが自然かな?」って感じで直感に任せて書いています。この『直感』がブレる根本の原因かと……。  これだと読んでいる側としてはゴチャついて疲れるかなと。 2.読者の共感を得れていない  今回の恋愛小説で私が意識していることは『情景描写を抑え、とにかく会話と心情中心で文を構成する』です。いかに読者の方に共感して頂けるかが重要かなと思い、余計な『情景描写という情報』を省きました。もはや小説というより「チャットやんこれ」とツッコミが来そうなのですが、そもそも強調して書いているキャラの心情で、読者からの共感を得れていない様に感じます。  面白い作品とは恋愛ジャンルに関わらず『登場キャラに共感し、自己投影してのめり込む作品』だと思います。その点で拙作は、読者から上手く共感されてないんだなと。恋愛についてもっと勉強してこいやアホンダラと。 3.情景の薄さや言葉遣いの違和感 2で説明した通り、情景描写を極力省いたお陰で『物語のイメージ』が湧きづらいのかも知れません。読み専の方は会話だけで情景を妄想出来ると踏んでいるのですが、端折り過ぎも良くないのかなと。  また、これ結構な私の悩みなのですがこの物語、モロ貴族メインなんですよ。中世ヨーロッパの貴族制度を調べたのですが、まぁ難しいこと。目上目下に対する愛称や言葉遣いに関しての明確な指標がなく、手探り状態で書いてます。  これにより、貴族の恋愛小説を読み慣れている方からすれば「なんこれ?」となっている可能性大です。まぁ、あらすじにその辺はご愛嬌的な逃げ文を設けているのですが、やはり違和感は読んでいてストレスとなります。  私自身が他の作品を読んで、参考にするべきなのでしょうが、いかんせん『読む』より『書く』ことに時間を使いたい私……え、詰みなん?    といった感じで自己分析してみたのですが、一番良いのはやはり感想を頂くことでしょうな。自分で気付かない部分も、たくさん知ることができます。正直「つまんない」の一言でも欲しいくらいです。「ここがおかしい」なんてご指摘を貰えたら作者としては御の字なのですよ。というか神です。  いつかどこかで、切磋琢磨出来る作者パートナーさんと出会えたらなと思う今日この頃……。  あ、アルフォートが無い……一輪車に乗って買ってきます。  ではまた。
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加