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扉を開けるとカランカランと
聞き馴染みのある上品な音が鳴る
この店にはある目的を持った人達が
多く集まる
その為、入店の合図が聞こえると
1度は注目を集めるのだ。
「いらっしゃい、忙しかったのね」
聞こえてきたのはまたも聞き馴染み
のある春名大輔の声
「全く。1ヶ月の禁欲生活だったよ」
大輔からは下品ね、とでも言いたげな
視線が送られる
「ねえ、お兄さん
だったら僕と今晩どう?」
茶髪に可愛らしい顔、
身長は…170くらいだろうか。
顔さえ良ければ正直今夜は
誰でも良いと考えてやって来た。
大輔には下品と言われそうだが
それくらい、溜まっているのだ。
顔は合格点だ。
だが声をかけて来た茶髪の彼には
微笑みだけを返していつも一杯目に
飲んでいたウイスキーを口に含む
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