six

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「挿れるね」 「あっ……」 伊春のモノが一気に奥まで入ってきて、知り尽くされた俺のイイところをズンと突かれる。 「はっ、あ、あっ……!」 「尚、気持ち良い……?」 「ぁッ……聞くなってばぁ……」 「可愛い……」 伊春はそう言うと、俺の頭をそっと優しく撫でた。 大きな手で撫でられる、心地良い感触。 しかし一方で、繋がっている部分はガンガンと激しく突かれていく。 「あっ、あ……!」 「はあ、尚……」 「伊、春……」 ……気のせいだろうか。いつもの伊春より、余裕がないような気もする。 伊春、何か焦ってるのか?俺は、どこにも行ったりしないのに。 ……伊春が求めてくれるなら、俺はいつだってそれに応えるよ。 でも、それだけでいいのか?っていう気持ちもある。 伊春とこの先の未来も一緒にいたいなら、伊春のために、もっと色んなことをしてやりたい。身体のことも、ずっと一緒に考えていきたい。どうにもならないことがあるとしても、出来る限り伊春のことを支えたい。 ……頭ではもちろんそう思っているけどーー 俺なんかが伊春にしてあげられることって、一体何がある? この先、俺なんかが伊春のためにしてあげられることは……もしかしたら何もないのかもしれないーー。
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