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ーー…
その後、それなりに腹を満たした後、二人でファミレスを後にした。
「あのファミレス、安いけど美味いよな」
「だね」
たわいもない会話をしながら、自然と駅の方まで向かって歩いていく。
「……酒飲むかもしれないからってことで電車で来たけど、飲まなかったな」
「ファミレスだったからね。帰りにコンビニでお酒買って帰る?」
「うん……でも、その前に……」
俺がその場で足を止めると、伊春も数歩先で同じように立ち止まり、こちらに振り返る。
「尚?」
真っ直ぐに俺の顔を見つめる伊春に、俺は意を決して言葉を発した。
「……例の大事な話、してもいいか? 家に帰ってからだと、普段の空気に流されて言えなくなっちまうかもって思って……」
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