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「えっ⁉︎」
「俺なりに、一生懸けてお前のことを支えていく! 新潟も、家族も、いつか全部捨てることになってでも俺はお前の側にいる! だから、どうか俺と一緒になってくれ、伊春!」
俺の宣言に対し、伊春は「ちょ、ちょっと待って」と言って、右手の平を押し出して俺の言葉を制止する。
「あ……悪い。急に結婚なんて言い出したら伊春を困らせるだろうっていうのは分かってたんだけど……。でも俺には、他に選択肢が思い浮かばなくて」
「……」
「俺なんかとの結婚が、伊春にとって本当に良いことなのかは分からない。俺はオメガだから、支えるどころか発情期とかで迷惑を掛けることもあるかもしれない……。でも絶対に別れたくはないから、俺の人生の全てを懸けて伊春を支えていきたいって思ったんだ」
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