613人が本棚に入れています
本棚に追加
聖母と暴君の内緒話
「……はぁ、おいマリー
いつまで拒み続けるつもりだ?もうお前にも時間がなかろうに」
青筋を立てているマリアを自分の膝に乗せ(無理やり)、彼の美しい髪を指で弄ぶ
サラサラと髪が流れるのを目で追う
マリアはにこやかな笑みを浮かべて言った。
青筋は立てたままである。バリ器用
「いつまでもですが何か」
「………全く。生意気すぎる嫁を持つのも一苦労……」
「おいいつから嫁になったんですか嫁に」
「?とっくにお前は俺のものだろう。ただこちら側に堕ちてないだけだ」
「思考回路がぶっ壊れてる……」
途方に暮れ、相手にならないと逃げようとするが逃がさないと言った具合で強まる力
相手の大きな身体に包まれ、耳元から甘い声が流れる
「お前のためを想って言っているんだマリー………精霊であるお前には、この山の瘴気は濃すぎる。いずれ死ぬぞ」
「………」
「お前が従属すれば俺は本当の意味でお前が手に入り、お前は宝のように大切にしているアスモデウスと半永久に暮らせる。…悪くない話じゃないか」
「……まあ…そうですね、悪くない話です。アズとはずーっと一緒に暮らしたい。お前なんかより大切だから……………
でもそれとこれとは話が別。頭を垂れるなんて死んでもご、め……ゴ゛ホッゴホ゛ッ」
手を口で覆い激しく咳き込む。指の間からタラタラとなにかが流れていた
彼を抱える帝王は流れるものを指ですくうと、赤い舌でペロリと舐め上げる。実に楽しそうな笑みだ
「ほらな、もう体はボロボロ。その様子ならあと何年ももたない」
「……ゲホッ……ハアッ、ハァ……これぐらい平気です。何年でも耐えてやります、アズのために……
どうせ僕を手に入れたらアズのことも手篭めにする気でしょう。幸か不幸か、ゲホッ…
あの子は僕とそっくりでお前と同じ色ですし………ゴホッゴホッ…純粋で素直なアズまでお前の毒牙にかけてたまるか」
「おっと、考えはお見通しのらしいな。さすがは俺の嫁だ。ゆくゆくはアズも入れて愛し合おうな?ベッドで」
「ふざけんじゃねぇですよこの色ボケじじい、エロ代官、(放送禁止用語)、(放送禁止用語)、(放送禁止用語)、(放送禁s((()」
言ってる内容さえ聞かなければ、もう甘々のゲロ甘のベルサイユの雰囲気を感じる美男美女♂の戯れ
これも俺がいなけりゃ最高なんだけどな!!!!()
俺くん現在ママ上驚かせようと策略してクローゼットの中にいまァァす!!!
タイミングが悪い??俺もそう思うよ!!!
最初のコメントを投稿しよう!