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悪役、俺らしい…………ゑ？
「ごめん……母さんがアズのこと、ちゃんと守ります……こんな母ですが許してください…」
月のように淡く輝く瞳から、溢れ出てくるたくさんの涙。綺麗な顔も相まってとても絵画の気配を感じた
彼が愛おしそうに、悲しそうにその腕に抱いているのは、先日誕生した我が子
漆黒の髪に、白雪姫のような肌に乗る2つのおどろおどろしい紅。顔は彼と瓜二つ
じーっと母のことを見ると、何を思ったのかぎゅっと小さな手で母の手を握った
暖かい体温が、じわりじわりと広がってくる。連れて心も暖かくなる
ふつくしい母は、より一層愛しいわが子を誰にも奪わせないと強く抱きしめたのであった
なんて……
俺がその赤ちゃんじゃなければめっちゃ感動ストーリーなのにな(白目)
__________高校生オタクの俺、死んだらとんでもない場所に来たみたいでふ
神よ、お恨み申し上げます
どうぞ末永くタンスの角に小指をぶつけてください。アーメン
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