八 英国紳士

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八 英国紳士

 あんなに従順だった息子の初めての反抗にワトソン領事は茫然としていた。 そんな彼は部屋から去ろうとしていたミス吉田を呼び止めた。彼の様子に縮み上がったミス吉田は領事の真剣なまなざしを前に、ここですべてを吐露した。 『ではミス吉田……チャーチル領事の紹介でやって来たあの不出来な娘は、勝手に出て行ったと聞いていたが、その娘は偽物だったのだな?』 『はい……あれはサーカスの娘でした。そして本物があの、青痣の清子になります』  ミス吉田は落ちかけた眼鏡を直し、そう語った。領事は心を抑えて彼女に問うた。 『しかし、なぜ馬小屋に住まわせたのだ。彼女は本物なのだろう』 『はい、領事。それはあの娘のあの顔のせいです』 『顔……あの痣の事か』  領事はマスクの隙間から見えていた左目周辺の青い肌の清子の黒い瞳を思い出していた。自分を看護してくれた娘の瞳は、海を越えた彼の故郷の教会のマリア像にどこか似ていた。ワトソンはそんなことを思いながらミス吉田に首を傾げた。 『確かにそのような顔であったが、それでなぜ馬小屋なのだ』 『恐れ入りますが、領事。あのような醜い顔ではこの屋敷の仕事はできません。私達だけでなくお客様も不快に思われます』 『醜い?なるほど……』 『はい。あの顔でここに来ること自体が、私には間違いのように思えます。あの娘ははっきり申し上げて不適格でございます』 『不適格、か』  考え込む仕草の領事を、自分の主張の同意と受け取ったミス吉田は、鼻息を荒くして続けた。 『しかしながら、あの娘は函館のチャーチル様のご紹介でありますので追い返すわけにも参りません。よって私の判断で庭師の仕事をさせておりました』 『それで庭師か。そうか』  ミス吉田の意見を聞いていた領事は、やっと立ち上がり窓から庭を見下ろした。 『これでようやくわかった』 『ご理解いただけて私も嬉しいです』  嬉し顔のミス吉田を背にした領事は、秋の庭を見下ろしていた。  彼は知っていた。今の日本の情報ではこの病に掛かれば、特効薬もなく死ぬと報道されているという事を。おそらくマスクをしていた娘は、その事を承知で屋敷の冷たい連中を看護した事実を彼は理解していた。 ……無視して馬小屋にいれば、己の身を守れたであろうに。金目当てか。あるいは本当に慈悲なのか……  チャーチル氏の紹介とはいえトラブル続きのこの件を、ワトソンは慎重に考え直すことにした。窓の外にはロバートと楽しそうに語らう娘が見えた。マスクをしていない娘の白い歯の笑顔の娘の実情を、涙で訴えた息子の顔を彼は思い出していた。 『今はまだ、そこが良かろう』 『え?今、なんとおっしゃいましたか』 『……ん?庭が綺麗だと申したのだ』  領事は静かにほほ笑んだ。 『今年の秋の我が庭は実に美しい。そうか。あの娘のおかげか』 『領事?』 『美しいもの、か……』  窓の下の庭では、木の葉が踊る風の中を、踊るような庭師の娘と息子がいた。彼はそれを優しい目で見つめていた。 ◇◇◇ 「清子!虫が冬眠し始めたね」 「ええ。今朝、確認したらミノムシがいました。どの木なのか、坊ちゃまは探せますか?」 「もちろんだよ」  木枯らしが吹く馬小屋の粗末な部屋を小綺麗にして住んでいた清子は、遊びに来たロバートにお茶を淹れた。少年はこのお茶が大好きだった。 「不思議だ?清子が淹れたお茶はいつも美味しい。これは何の茶葉なの?」 「頂き物の桑の葉です。この葉ですね」 「知っているよ?蚕が食べる葉でしょう?僕、一度見て見たいと思っていたんだ」  嬉しそうなロバートは、スペイン風邪以来、この馬小屋に来ることを父親に黙認されていた。こんなロバートが作成した庭の植物研究は、日本の植物学者、東京大学助教授、桐嶋玲二が絶賛するほどの内容となった。この知らせをフランス領事から聞いたワトソンは、ロバートの研究を正式に許可した。  そんなロバートは自分の研究の素晴らしさをそこまで実感していなかったが、今は栄誉よりも探求心が勝り、この英国庭園にやって来る小鳥と虫を調べることに夢中であった。 「でも清子。やっぱりあの鳥の名前がわからないよ」 「そうですね、やはり坊ちゃま。ここは鳥に詳しい人に聞くしかありませんね」  手元の図鑑では足りない知識を前に、清子はそうつぶやいた。 「それは誰なの?清子の知っている人なの?」 「うーん。清子の知り合いにはいませんが、知っている人を教えてもらおうと思います」 「そうか。聞けばいいんだね」 「そうです。清子は何でも知らないことは聞く事にしています」 「でも、人に聞くのは恥ずかしくないの?」 「清子はそんな風に思ったことはありません。知らないことで不安に思うなら、何でも聞いた方が安心ですもの」 「へえ」 「でも、坊ちゃま。誰でも親切に教えてくれるのが当たり前と思ってはなりません。だから清子は人がしていること必死に見て、やり方を覚えようとしています」 「それは、僕の事もかい」 「ええ。でも清子は坊ちゃまのように、ガムで風船をつくるのはできないです」 「清子にもできないことがあるんだね?あはは」  こんな清子は街に出て知り合いに聞いてくると言い出した。ちょうど翌日が休暇日だった清子は、ミス吉田からロバートの資料のための本の買い出しのための外出許可を得ていた。この日の秋晴れの日、清子は外出の支度をした。 「ところでお前さん、その格好で行くのかい」  驚く井上老人に清子は髪を整えながら微笑んだ。 「ええ。この方が楽です!」  サーカスでもらったジーンズのオーバーオールを着た清子は、これだけでは寒いので上に赤いマフラーを巻いていた。ハンチング帽に長い髪を入れた姿で、屋敷の古い自転車で走り出した。青痣の顔はそのままに紅葉の丘を疾走していた。 ……うわ?久しぶりの横浜の町。もう冬の色だわ……  この夏はサーカスのビラ配りをした清子は港町横浜の商店街に詳しくなっていた。彼女は馴染みの店に顔を出していた。 ◇◇◇ 「こんにちは」 「あら。サーカスの娘さんじゃないか?あんた、あの一行と一緒に神戸に行ったんじゃないのかい」  横浜の商店街のタバコ屋の老婆は清子を覚えていてくれた。清子は笑顔で挨拶を返した。 「いいえ。私はこちらで仕事を見つけたので横浜に残りました。ところで、おばさん。野鳥に詳しい人を、ご存じありませんか」 「はあ?野鳥かい。そうだね……あ!碁会所には暇な年寄りが多いから、行って聞いてご覧よ」 「ありがとうございます、あの、ところで。それはどうされるのですか」 「これかい?」  たばこ屋の小窓の向こうに座る彼女の脇には、なぜかタバコが無造作に積んであった。 「このタバコは人気が無くて古くなった売れ残りだよ」 「私。良ければ売ってきましょうか」 「これを?まあ。捨てようと思っていたんだ。好きにしなさい」  清子は売れ残りのタバコを受け取ると、碁会所にやってきた。ここはサーカスの宣伝にやってきたことがある詰所であった。清子は慣れた様子で自転車を停めると声を掛けて玄関を開けた。 「こんにちは!サーカスではお世話になりました。あ、これは」 「はいはい、お入り」  玄関の壁に飾ってあったのは、サーカスで販売したアイクの手形だった。驚く清子を、碁を打っていた老人達は歓迎してくれた。 「あの時のサーカスの娘さんか。はっはは。すごいだろう。虎の手形なんか、滅多に手に入らない珍品だもの」  青痣の清子が印象に残っていたようで、碁を打つご隠居達は笑顔で彼女を迎えてくれた。 「それにな、娘さん。これを飾ってから、うちの碁会所からプロの棋士が誕生したんだよ」 「それはおめでとうございます!本当によかったですね」  トラの手形でこんなに喜んでくれた彼らに清子は思わず頭を下げた。そんな清子は本題に入った。 「あの皆さん、お手合わせの最中、申し訳ありませんが、私は野鳥に詳しい人を探しています。どなたかご存じないでしょうか」 「鳥?おい!柳生さん。柳生さんよ」 「ん」  部屋の奥に座っていた白髪の老人はゆったりと振り向いた。碁を打つ人達は、この老人がこの周辺の生き物に詳しいと紹介してくれた。 「娘さん。野鳥を調べているのかね」 「はい、この鳥を知りたいのです。ここに描いてあるのですが」  清子はロバートの資料を差し出した。少年の丁寧なスケッチに柳生は感嘆の声を上げた。 「どれどれ……おお。これはずいぶん上手に描けとるな。鳥の特徴をうまく掴んでいる。そして鳴き声や餌はこれか……丁寧に研究しているな」  柳生老人は目を細めて資料を読み上げた。 「なになに?『黄色い小鳥。スズメと同じくらいの大きさ。人を怖がらない性格でそばに寄ってくる』。ははは。これは間違いない『アオジ』という渡り鳥だな」 「そうですか。『アオジ』ですね。やっとわかりました。ではこちらの鳥は?」  もう一枚の資料の鳥も、柳生は一発で答えた。 「これも渡り鳥で『ウソ』と言うのだ。これはオスで、こっちの鳥はそれのメス。『スズメよりも一回り大きく、いつも一緒にいる』とあるが。よく観察しているな、大したものだ」  嬉しそうな柳生に清子の心も踊った。 「そうですか!わかってよかったです。そしてですね、どうしてこの鳥が庭に来るのでしょか?本人は、餌のミミズが多いからだと言っていますが」 「その通りだよ。しかしこれを描いたのは君じゃないのかね」 「いいえ。これはイギリス領事館の坊ちゃまの研究です」 「子供?どれ、もっと詳しく見せてくれ」  柳生は目を近づけて、他のノートも読んだ。 「……なるほど。これによると彼はどうして庭に草が生え、鳥がやって来るのか、それを知りたいのだね」 「そうです。専門家がそばにいないので、独学でおやりになっていますが、坊ちゃまはまだ、十歳です」 「十歳。それはすごいな?」  この話に他の年寄りが集まってきた。彼らはノートを回し読みしていた。その中の一人の老人が話し出した。 「この小鳥は実によく描けている。私は水彩画をやるのだが、この色図使いはなかなかこうはできないぞ。彼は誰かの指導を受けているのかね」 「いいえ。坊ちゃまはただ好きなように描いているだけだと思います」 「才能がある証だな。しかし、もったいない。これはちょっと教えればかなりの腕前になるのにな」  すると、今度は他の老人が言い出した。 「娘さん。わしはこれでも工場に勤務しておったんだ。この資料をもっと数値でまとめれば正式な資料になる。表の書き方を教えてやりたいものだ」  他にも元プロだった年寄り達は少年ロバートの才能にすっかり惚れ込んでしまった。彼らは孫の年ほどのロバートに助言をしたいと言ってくれた。 「嬉しいです!坊ちゃまにお伝えしますね。あ?そうだ。みなさん、タバコはいかがですか?古いものですが半額です。おばさんが捨てるにはもったいないと仰って」 「半額なら買うよ」 「しょうがねえな」  そう言いながらも高齢者は気前よく半値で買い上げてくれた。清子はそれよりもロバートの研究には価値があると褒められて嬉しかった。そしてこの帰り道にタバコ屋に戻った清子は、売上金を渡すと喜ばれた。 「半分はお前さんにやるよ」 「いいえ。これはおばさんのお品ですもの」 「売ったのはお前さんだ。何か美味しいものでも買って帰りなさい」  温かい気持ちを受け取った清子は夕暮れの港通りを自転車で屋敷に帰ろうとしていた。その時、ガチャーンと大きな音がした。あたりは騒然となった。大きな交通事故だった。 ◇◇◇  トラックが民家に突っ込んだ様子で運転手がふらふらで降りてきた。怪我はない様子であるが、この車が道路を完全に封鎖していた。警察も消防もすぐには来ない今、ここで誰かが叫んだ。 「見て!ぶつかった家から火が出ているわ」  木造の家から白い煙が上がっていた。近所の人たちはバケツを持って火消しを始めていたが、トラックが邪魔をしていた。 「誰か!トラックを動かしておくれ」 「誰もいないのかい」 「車に引火しちまうよ!」  事故の住宅街は騒然となり、気が付けば運転手は消えていた。この時間帯は男性が仕事で不在のため、女子供、老人ばかりであった。救助のサイレンもまだ聞えず、煙だけはどんどん炎を帯びてきた。  その悲鳴から清子は裏手には乳児院があると知った。清子は自転車を停め、事故現場に駆け寄った。そばにいた女は清子に気が付いた。 「あんた。危ないよ」 「私が車を動かします」 「え、お前さんが」  辺りにいた女達はトラックのドアを開けた清子にびっくりした。清子はすぐに運転席に座り、大声を上げた。 「すみません!後ろを見てください!これから下がります!」 「あんたがするのかい?と、とにかく、みんな下がって!」 「お姉ちゃんの運転だ!危ないよ」  迷う時間もない清子は運転席に座った。サーカス団と同じトラックだった。運転のやり方を覚えていた清子は鍵を回しエンジンをかけた。その手は汗で濡れ、目の前は白い煙が見え、きな臭い匂いが充満し始めていた。 ……やるしかないわ!  そしてエンジンは掛かった。清子はクラッチとアクセルを踏んだ。車はウオンウオンとアクセルを吹かせて勢いをつけて下がろうとするが、ボンネットが建物に突っ込んでいて動かなかった。汗だくの清子の目には、この車に崩れかけの家屋が押しかかっているのが映った。  そこで清子はとっさに思いついた。彼女は運転席の窓から叫んだ。 「みなさん。この車の前タイヤをパンクさせてください!早く!」  指示に驚く女達であったが、清子は叫んだ。 「空気を抜いてください。そしたら建物から抜けるはずです」 「わかった!みんなやっちまえ」 「空気を抜けばいいんだね!」  そばにいた女達は家から持ってきたナタや釘でタイヤを傷つけた。こうして少し車体が沈んだ時に清子は今だと思った。 「下がります!皆さんは退いて!逃げて」 「うわ!みんな離れろ!」 「車が動くよ!」  周囲の者が慌てて逃げ出す中、清子はアクセルを床まで踏んだ。トラックは狂ったような勢いで建物から出てきた。その瞬間、建物はグシャと崩れ炎に包まれた。 「はあ、間一髪……」  こうして運転席でハンドルに突っ伏している清子に女が声を掛けてきた。 「あんた、すごいじゃないか」 「私、夢中で」 「いやいや。男でもできないよ、あれ。今頃パトカーだ」 ……まずいわ。私、車をパンクさせてしまったし。 「お姉ちゃん。あんた名前は」 「いいえ、私はこれで失礼します」  我に返った清子は無免許運転だと気が付いた。緊急事態でやむを得ない状況であるが、これは大問題だと思った清子はそっと自転車に乗った。大混乱の人並みを、清子は紛れて、この場をひっそりと去った。 ◇◇◇ 「はあ」  後日の馬小屋にて井上からもらった横浜新聞を読んでいた清子は、交通事故の記事を見てため息をついた。 「どうしたの清子?」 「坊ちゃま。いえ。なんでもありません」  事故の記事には自分のことは書いてなかった。家は燃えたが怪我人はなく車の運転手は無事だった様子。しかし、無茶をしてトラックを運転した清子は罪悪感に苛まれていた。それを知らぬロバートは、生き生きと庭の動植物の研究を続けていた。  そんな清子は、あの事故後、井上老人に碁会所の老人達の話を相談した。その老人の中に、井上の妻の兄がいたことが分かった二人は、彼の協力を得て囲碁所の常連爺さんをロバートに会わせてくれた。この日は井上の家で対面した。 「お前さんが、この小鳥の絵を描いたのか」 「うん」 「いいぞ。でもな、もっとコツを掴めば、もっと良い絵になる、これは私が描いた絵だが」  水彩画が得意な老人の絵にロバートの目は輝き出した。老人はロバートにアドバイスをしてくれた。元々筋が良いロバートは指摘の意味を理解し、老人の絵をもらい、手本にするといった。その次の老人は、同じく長い間会社で統計の仕事をしていたと言った。彼はロバートに数値の出し方を教えた。 「それにな、坊や。世界で始めて統計をちゃんと出したのはな。ナイチンゲールなんだぞ」 「それは看護婦さんだよね」 「そうだ。彼女はな。病気の人の調査をして、それを資料にまとめたのだ。これによって他の医者が助かるようなデータを集めた、というわけさ」 「そうか。看護婦さんとして手当だけではなく、病の予防をしたかったんだね。すごいや」 「えらいぞ。よくそこに気がついたな?そうだとも。だからな。お前さんも、この屋敷の庭の調べ物は、素晴らしい資料になるぞ」  老人達は自分の孫のような年少のロバートが賢く可愛らしくて仕方がない様子だった。  ……あんなに嬉しそうにされて。ああよかったわ。やりたい事ができて。  出会った時のロバートは、叱られてばかりで落ち込んでいる少年だった。しかし、今はこうして自分の研究を自分のために行っていた。父親の評価や母の愛にどこか飢えていた少年はかつての清子だった。そんなロバートの悲しい気持ちは清子には痛いほど伝わっていた。   ……辛い事があっても、楽しいことを見つけてほしいわ。  清子にとってロバートの植物研究は、彼に自信を持たせるのが目的だった。それはかつて青痣の顔で自信を持てず、ただ卑屈に思っていた自分自身の思いからなるものだった。 ……あの時。朔弥様に私よりも立派な奥様を、と言ったら『お前が立派になれって』って言ってくれたから……  当時は『できない事』ばかりを探していた清子は、彼の言葉で『今の自分にできる事』をするようになっていた。今の清子にとってそれはロバートを励ますことであり、またそれは過去の自分の救いになるような、そんな清々しい気持ちになっていた。  こうして老人達と会談し、力を得たロバートは、その後、素晴らしい研究成果をまとめていた。 「よし!これでできた」 「まあ。綺麗な絵ですね。お疲れ様です」 「おお、やっとですか」  とうとうまとまったロバートの研究資料を、冷たい風の馬小屋で清子と井上は拍手をした。その時だった。 「おい。清子。出てこい!」 「クマさん……どうかなさったのですか」  ガニ股で歩く女中頭のクマは不適に笑った。 「警察がお前を連行にきたよ」 「え」 「ふふふ。やっと尻尾を出したね。この女狐め」  ロバートと井上は、驚きの顔で清子を見た。清子は黙って風が打つ馬小屋の窓辺を見ていた。 つづく
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