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「あっ、はあっ、ねえっ、やめっ」
ボディソープの泡にまみれた胸を揉みしだかれ、羽乃は声を上げた。
「ちゃんと洗わないと駄目だろ。手の届かないところも俺なら洗ってやれるんだから…ほら、大人しくしろって」
後ろから乳首を捏ねられ羽乃は前屈みになって逃げる。
「いやぁ、恥ずかしいから止めてよ」
「はいはい、洗い流すぞ」
啓太はフックからシャワーを外して羽乃にお湯をかけた。
肩から丁寧に全身にかけていく。
しかし、啓太の手が羽乃の太股をぐっと開き、そこにシャワーを当てたので、羽乃は身体を震わせた。
「やだっ、そんなとこっ、当てないで」
啓太の指が花弁を押し開き、かき混ぜる。
「だって、ヌルヌルじゃん」
「もお、やだ、啓太の変態」
「変態上等」
「ひ、開き直んないでよ」
啓太は半泣きの羽乃の手を引きながら、ジェットバスに誘い、羽乃を浸からせると後ろから抱き込んだ。
固いものがお尻に擦り付けられる。
「羽乃…」
項に口付けられ、羽乃は息を吐いた。
膝と身体の隙間に入り込んだ両手が胸を揉む。
「んんっ、はあっ、啓太、そんなにシたかったの」
「当たり前だろ、昨日の夜、俺がどんなに悶々としてたか…。早く羽乃に会って安心したかったんだよ、めちゃくちゃに抱いて俺のもんだって確かめたい」
羽乃は激しい啓太の告白に身体が熱くなる。
胸にかかる手を外して身体を啓太に向けた。
「啓太…そんなに私が好きなの?」
啓太は熱に蕩ける目を上げて、頷く。
羽乃は啓太の唇に口付け、誘惑するようにねっとりと食んだ。
自分にこんな淫らな一面があることに驚きながらも、悪女にでもなったかのような気分に酔う。
「はあっ、羽乃っ」
腰をもどかしそうに動かす啓太の肩に手を掛けて、見下ろした。
「啓太、挿れたい?」
「羽乃っ、頼む…」
啓太は目を瞑って耐えている。
「まだ駄目。ねえ、舐めて。私も気持ち良くして」
羽乃が胸を押し付けると、啓太はそれを掴み、むしゃぶりついた。
くちゅくちゅと音を立てて夢中になって舐め回す啓太を見下ろす。
快感が背中を駆け上がり、羽乃は啓太の濡れた髪に指を差し入れた。
わかっている、もうすっかりソコがぬかるんで、ヒクヒク蠢いていることを。
ああ、淫らな私。
私を欲しがる啓太に欲情している。
羽乃は啓太のそそりたつモノを握り、自分のソコに押し付け、腰を下ろしていく。
「はっ、羽乃、あ、我慢できねえ」
啓太は羽乃の腰を掴み、激しく突き上げた。
「あっ、羽乃、羽乃っ!」
激しい抽送にお湯が跳ねて二人を濡らす。
羽乃は啓太にしがみつき、膨らんでいく快感に身を任せた。
「んっ、はあっ啓太、すごくイイっ、あっ、ああああーっ!」
荒い呼吸のまま、直前で抜き取った啓太のモノから迸るものに触れた。
自分に対する欲望の証だと思うと愛しくなった。
今夜の私はどうかしている。
どピンクの天蓋付きのベッドの上で羽乃は啓太のモノを奥まで挿入されて身体を反らした。
啓太は上体を傾けて羽乃に口付けた。
舌が絡まり唾液が鳴る。
羽乃は啓太の背中に手を回す。
足の関節がきしむほど開かれ啓太の熱い身体がのしかかる。
もはや言葉もなく、お互いの荒い息遣いだけが部屋に響いていた。
ゆっくりと執拗に中を擦られ、下腹部にじわじわとしたウズきがせりあがる。
啓太は上体を起こして羽乃の足を抱えた。
その表情は熱で滲み欲望に染まっている。
羽乃はぞくぞくして唇を舐めた。
私はどんな顔をしているのだろう。
きっと、啓太しか知らない私。
啓太にしか見せない顔だ。
自分自身さえ見たことのない、発情した女の顔。
高く浮かされた腰に、啓太が激しく己のモノを打ち付ける。
ぐちゅぐちゅと蜜が音を立てて、羽乃の身体が揺れる。
「はあっ、あ、あ、ああああっ」
視界が白く霞み、快感が羽乃を包んでいく。
声に鳴らない嬌声を上げて羽乃は果てた。
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