彼女にセフレへの移行を提案されました

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見慣れたアパートの呼び鈴を鳴らすと、ドアの向こうから羽乃が顔を覗かせた。 「早かったね。私も今帰ってきたとこなんだ」 見慣れないスーツを着て前を歩く羽乃の後ろ姿に、心が泡立った。 「こんな遅くまで残業?」 「うん、近々新店舗が出来るんだよね、その準備。食べるもの何もないよ」 「いい、飲み会だったから。そこで食ってきた」 啓太はジャケットを脱いでソファーに掛け、着替えのために寝室に向かう羽乃を目で追った。 「先にシャワーしなよ」 ドアノブに手を伸ばす羽乃を後ろから抱き締め、嗅ぎ慣れた髪の香りを吸い込んだ。 「今すぐ抱きたい」 羽乃は沈黙した後、訊ねた。 「なに?どうしたの」 「そういう関係になったんだろ、俺達」 啓太は羽乃のジャケットの隙間から手を差し入れてシャツの上から胸を揉んだ。 「そうだけど…」 更にシャツの中に手を滑らせてブラをずらし、まだ柔らかい先端を指で摘まんだ。 「ん…」 羽乃が声を漏らす。 啓太は羽乃の耳朶を噛んだ。 こんなに昂るのは久しぶりだった。 何より、羽乃を鳴かせたい。 背後から羽乃の柔らかい両胸を掴み、指で先端を刺激した。 「はあっ、啓太、待って」 「待たない」 固くなり始めた股間を羽乃の腰に擦り付ける。 スカートを捲り上げ、ストッキングに覆われた太股を撫でた。 下着の中に手を突っ込み、湿った蜜壺に指を入れてクリに塗り付ける。 「やっ、だめ、」 「こんなに濡れてるくせに」 耳元で囁けば、羽乃はびくりと身体を震わせた。 クリを刺激しながら膣に指を出し入れする。 ぐちょぐちょとわざと音を立てるようにかき混ぜた。 「はっ、はあん、啓太っ、も、だめ」 啓太は舌舐めずりをしてズボンのベルトを外し、ポケットから避妊具を取り出して、そそりたつモノに急いで装着する。 自分の荒い息が耳に入り、余裕のなさを思い知る。 ドアに手をついて寄りかかる羽乃の腰を掴み、一気に下着をストッキングごと下ろした。 つんと鼻に香る羽乃の女の匂いが頭の芯を溶かしていく。 滾るモノを握って、柔らかなひだにゆっくり埋めていく。 羽乃の中は温かく啓太を包み込んだ。 「はあっ、あっ」 腰を回して揺さぶれば、羽乃は甘い声を上げる。 ぐちょぐちょと蜜が鳴り、白い内股を溢れた滴が伝っていく。淫靡な眺めだ。 啓太は羽乃の細い腰を掴み、ゆっくり抽送した。 ブラからこぼれ落ちた白い胸が揺れているのが見えて、興奮する。 「ん、ん、お願い、啓太っ、もっと」 羽乃の欲情し甘える声に、啓太の欲もまた狂暴なほどに膨れ上がった。 ガツガツと激しく腰を打ち付けて、グリグリと深く差し込んで身体を密着させると、両手で胸を握りこんだ。 「あっ、ああああっ!」 「くっ羽乃っ」 啓太は羽乃の波打つ中に滾る熱を放った。
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