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<すべて吐け!深夜の取り調べ>
「え?」
またもやポッカン顔のゲスオ
「7時30分にシャングリラに入って約3時間、何発した?」
「・・・」
滝汗というのはこういうことなんだろう、タラタラと流れる汗
「何でも答えるんでしょ」
「二回です」
「避妊は?」
ゲスオはがばっと顔を上げると「してます!」と元気に答えた。
「どんなコン◯ーム?」
「え?」
「お財布出して」
私はゲスオに手のひらを出す。
「何で」という言葉震えている
「まあ、いいや。クローゼットにしまってあるゲスオのカバンの中から粒々超ホットっていうやつとラブリースイートっていうイチゴ味とかいうのがでてきたんだけど今日はどっち使ったの?」
ゲスオは下を向いてボソリと「・・です」と答えたが、何を言ったのか聞こえない。
「ちゃんと答えて」
「粒々超ホットです」
「二回とも?」
「はい」
「シャングリラは何度目?」
「えっ・・2回・・・」
はぁ
盛大なため息をつくとゲスオの肩が一瞬上がった。
もう一度手のひらを出しながら「財布」と凄むと渋々と取り出した。
てか、本当は粒々超ホットが二個入っていたのも知っているし、シャングリラのスタンプカードには4つほどスタンプが付いているのを昨夜確認済みだった。
財布からスタンプカードを取り出し
「5つになったね、ちょうど折り返しじゃんあと5個で一回タダでズコズコダンスを踊れるんだ」
まるでUMAを見るような目つきで私を見つめているがまだまだ序の口だ。
「ちなみに、朝は粒々超ホットが二個入っていたよね?それを使ったんだ」
ひっ
ゲスオの喉からはいろんな音がする。
「いつから?」
「えっと・・・」
「隠してもダメだから」
「三ヶ月前に出張に行った時にです」
「ビジネスホテルで?」
「はい」
「どっちの部屋」
「飲み直そうって言って俺の部屋にヤリコが来て」
「それで、お酒をのんでヤリコのマ◯コ汁も飲んだってこと」
げふっ
ゲスオの喉からは相変わらす変な音が出る。
「避妊は?」
「ヤリコが持ってきた」
「その日は何発したの?」
「一回です、酒も入っていたからした後は寝落ちしました」
「それはそれは翌朝はスッキリ爽快ね」
「いや、まずいって思った。酒が入ってなかったらこんなこと」
「あらあら、その後も最低でもシャングリラに5回も行っていて、一回につき最低2発は発射オーライだったんでしょ、言ってることおかしくない?」
「うぐっ。あの時、写真を取られていたんだ。それで、奥さんに写真を送るって言われて」
「ヤリコに脅されたから口止めパコパコをやりまくったってこと?さっきはお遊びだって言ったよね?」
「その・・最初は脅されて、もう引き返せないなら遊びと割り切ろうと思った」
「あのさ、私は?ゲスオが不倫していて私がどんな気持ちになるとか考えたことある?って、自分達だけきもちよーーーくなればいいし、私とは離婚したいって思ってたんだから私のことはどうでも良かった?」
「それは、本当にごめん。でも、これでやっと別れられるから」
「えーっと、何で?」
「もう脅されることはないから」
「いやいや、脅されてるってあたりが嘘くさいんだけど。だってノリノリじゃん」
「そ、そんな事は・・」
「ところでシャングリラ以外では何処で?彼女の部屋とかは?」
「彼女は実家だから」
うん、知ってる。明日には内容証明が届くはずだし。
「質問続けるね、シャングリラ以外のホテルは」
「それは無いです」
「他の場所は?例えば」
タブレットの写真フォルダを開く。
ゲスオのスマホを同期させて見ていたラインのトーク画面にはお花畑の二人のゲスすぎな言葉が並んでいた。
『今日はすっごく興奮しちゃった』
『そうだね、ああいうのもいいね』
『資料室って誰がくるかわからないから』
『じゃあ、明日もしようか』
『うん、いいよ。中に出してもいいからね』
『ヤリちゃんの中にいっぱい出してあげるね』
『うん、嬉しい』
「っていうトークがあるんだけど、さっき避妊してます!って、元気に言っていたよね?中出ししてんじゃん」
「すみません、その・・・資料室で話をしていて・・・ヤリコが俺のをその・・・したので」
下を向いて声も小さくなっていく。
「何をしたの?はっきり言ってくれる?何でも話してくれるんでしょ?」
「うんぐっ・・・その、俺のを」
「具体的に」
「俺のち◯こをしゃぶりだしてムラムラして入れたくなったんだけど、上着を着てなかったからゴムがなくて」
「まとめると、仕事中に資料室で二人でおサボりしているときに、ヤリコがゲスオのち◯ち◯しゃぶり出したからヤリコのま◯こに入れたくなったけどゴムがなかったから中出ししました。ってことでいい」
「はい」
「だったら、そのままヤリコに口でしてもらうってことはできなかったわけ?避妊もせずに中出しするって妊娠したらその子を認知して養育していくってことだよね?まぁ、私と離婚してヤリコと再婚するつもりだったんだろうけど」
「ふひゃ、そ、それは無いです。ヤリコと結婚したく無い。妊娠するかもということは考えなかった」
「いや、考えろよ。中出しセッ◯スは何回したの?」
「二回」
「どこで?」
「二回とも資料室です。誓ってホテルではちゃんと避妊してました」
「ええっと、ヤリコはフェ◯チオが下手?口だけじゃイケない?それとも、あんたが口よりマ◯コに入れたいだけ?」
「下手だから、ヤリコのフェ◯チオだと硬くなるけどイクところまでは」
「なるほど、硬くはなるけどイケるほど上手くない、てかヤリコはお口が下手なのね」
「はい」
「まとめるとシャングリラで五回、資料室で二回、ビジネスホテルで一回、この三ヶ月で計8回って事?他には?」
「無いです」
「ふーん、質問を続けるね。あんたはヤリコのマ◯コに指を入れたり舐めたりした?」
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