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<知らない場所でもヤッていた>
「ちなみにビジネスホテルで1回、シャングリラで5回、会社の資料室で2回で、間違い無い?」
ヤリオの額からポタポタと汗が流れる。
「嘘をつくと」
「わかった、ごめん。営業車の中で一回です。ちゃんとゴムはつけました。いちごのやつです」
それは、知らんかった。
「何処でどんなふうに?」
「取引先の地下駐車場で、助手席のシートを倒して」
「どっちから?」
「え、営業が終わって帰ろうと思って運転席に座ったらヤリコがその、チャックをアレして、その、アレを出して、く・・・口で」
「アレじゃなくてちゃんと言ってください」
「チャックをおろしてち◯こを出すと口に咥えてペロペロされたらムラムラして財布に入れておいたいちごのゴムを口で付けてもらってヤリコのま◯こに挿れて動きました」
最後は叫び声に近くなっていた。
ある意味羞恥プレイみたいになっている。
「じゃあ、もうちど確認するけど、ビジネスホテルで1回、シャングリラで5回、資料室で2回、営業車で1回ってことで間違いは無い?もう本当に無い?」
「無いです。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。」
ごめんなさいを押し通すんだろうか?このどクズチン。
「母さんって一人っ子なのよね」
急に変わった話題に、何を言われるのかビクビクしている。
蛇に睨まれた蛙というかフルフルと恐怖に震える小動物のようだ。
「で、おばあちゃんがわかいい孫娘の就職祝いに生前贈与の形で少なくないお金をくれたからこのマンションの3分の2をそれで払って残りをローンにしたんだよね。そうすると毎月の家賃レベルでこのマンションが手に入ってヤリオと結婚する時にはローンも終わっていたんだけど、知ってるよね?」
「はい」
どんな話になるのかわからずまだフルフルと震えている。
「このマンションは私の個人の資産なの。それを踏まえて」
用意しておいたタブレットを起動してファイルを一つタップした。
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