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<マジ最低だな>
「何やってんのよ!ゲスオ、クズチン、ゴミチン、クサレチン名前がコロコロ変わってなんだかわからなくなったけど、ヤリオくん!しいが嫌がってるんだから夫婦だとしても強姦になるからね」
クサレチンはいきなりソファの裏から現れた姉に完全に動きが止まっている。
その隙にクサレチンから離れると姉の元に走る。
それと同時に玄関のドアが開いて誰かが入ってきた。
「しいちゃん大丈夫か?」
さらに玄関から入ってきた姉の夫である義兄が入ってくるとクサレチンは再びに石になった。
「どういうこと?」
クサレチンはボーゼンとしながらもなんとか言葉をはいた。
「そりゃ、一対一で話したら今のように逆上されたら危ないでしょ。現に今も危なかったし」
「そんな、俺のこと信用してないのか!」
「「「できないから」」」
クサレチン以外の3人の息がピッタリと合う。
「あっ」
自分のしたことを今更ながら気がついたらしくおとなしくなった。
「まず、お姉ちゃんはソファの後ろに隠れていてもらったの」
「ずっとこの狭いところに隠れていたのもだけど、エロトークが可笑しくて死にそうだったんだけど。旦那と通話を繋げてたんだけど、笑い声が漏れてて聞こえないかハラハラしたし」
「お義兄さんにはクサレチンの尾行をお願いしていたの」
その一言でクサレチンは膝から崩れ落ちた。
「いや〜シャングリラで二人でズコバコやってんの待つのって結構しんどかったわ。からの、ロビーでの待機。後で嫁に癒してもらうよ」
「うん、たっぷり癒してあるげるね♡」
「もう、イチャイチャは後でして、とりあえずソファに座っていて、まずはクサレチンと話をするから」
そう言うと二人揃って「はーい」というと大人しくソファに座った。てか、本当に仲の良い夫婦。私もこんなふうになりたかった。
でも
「最初は出張から帰ってきた時に違和感を感じたの。それからあんたは何かとスマホを気にするようになってやっぱりおかしいと思った。それで、あんたが風呂に入っている時に財布を見たらコンドームとシャングリラのポイントカードを見つけてすでにスタンプが二つ付いていた」
クサレチンは何も言わずに床に正座をしている。
「それで今度はあんたのスマホと私のタブレットを同期してその時に非表示のGPSソフトをダウンロードしておいたから、あんたが夜遅くなる日に確認したらシャングリラに行っていることがわかったわけ。さらに、クローゼットのあんたが普段使っていないバッグをしらべたらコンドームの箱が隠してあった」
正座をしているクサレチンの手の甲には涙がポタポタと落ちていく。
「その時は、あんたに再構築の気持ちがあるなら頑張ろうと思ったけど、この部屋に、二人の寝室にヤリコを連れ込んだ形跡を見つけてすごく絶望した。夫婦の場所に愛人をつれてくるなんて許せないと思った。だから、今度は寝室にカメラをつけたらまたヤリコを連れ込んで、さらに離婚したいヤリコと結婚したいって言葉を聞いてもう無理だと思った」
うわあああああああああん
「ごめん、ごめん、ごめん、ほんとうにごめん。離婚したくない。もう二度としないから」
「もうね、そんな言葉のどこを信じることができると思う?出ていって」
「ごめん、どうか」
「あのね、ヤリコのま◯この中に突っ込んだ指で家のものを触られるは気持ち悪いし。ま◯こを舐めた口がついた食器とかも気持ち悪い。要は、クサレチンが触ったもの使ったものをもう触りたくないし触れない。と言うことは、一緒に生活することはもう無理なの」
ううううううう
「荷物は引っ越しパックを使ってとりあえずクサレチンの実家に送るから。とりあえず当面必要なものはトランクに入れて持っていいて。私はもう触りたくないからお義兄さん手伝ってもらっていいですか?」
「ごめん、本当に」
まだ何かを言おうとしたクサレチンにお義兄さんが肩に手を置いて言葉を止めた。
「ヤリオくん、しいちゃんのこと考えるなら今夜は一旦引いてあげて。君は苦しめている側なんだから」
その言葉に力無く「はい」と言って寝室に消えていった。
少しして、トランクをガラガラいわせて出てくると「今からだと実家に行くこともできないし、今夜だけ泊めてもらえないだろうか?」と吐かしてきた。
はぁ?何言ってんのコイツ!
「ふざけんなクサレチン!ヤリコを呼んでシャングリラにでも行けよ、あと5回行けば1回タダになるんだろ。ヤリコと絶頂(イ)ってろ!」
そう言ってクサレチンのトランクを玄関に向けて蹴りを入れた。
さらにお義兄さんとお姉ちゃんに両脇を抱えられて部屋から追い出された。
私はその場に崩れて泣いた。
戻ってきたお姉ちゃんに抱きしめられてずっと泣いていた。
お義兄さんごめん、お姉ちゃんとイチャイチャしたかったのに。
思った以上に心は傷を負っていた。
でも、これが終わりじゃない。
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