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アーティファクトという義手を装備していて、サイボーグのような腕をしている。 アーティファクトは魔法エネルギーを練りこんだ合金で作られており、装着者の魔法エネルギーを流し込むことで動き出す。 「クソっ!! こんな簡単な詠唱すら満足にできない!」 アンドリューは歯を食いしばり、不甲斐ない自分に苛立つ。 キーンコーン♪ カーンコーン♪ チャイムが学校中に響き渡る。 「じゃあ、今日の授業は終了です。皆さんお疲れ様でした」 ネイサン先生はそう言うと、教室が出て行った。 「クソっ!!」 ガン! アンドリューはアーティファクトの義手で机を叩く。 教室では生徒達が楽しく談笑する中で、アンドリューは一人険しい表情で頭を抱えている。
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