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1-2
二年に進級をした時だった。
魔法測定という進級すると行われる魔導士の体力測定がある。
魔法を唱える時に必要となる魔法エネルギーをどれだけ身体に持っているのかを測る日だ。
測定方法は簡単で、魔収球という大きめの水晶玉に両手を当てて、魔法エネルギーを流し込む。
魔収球は魔法エネルギー吸収すると、その量によってスコアが水晶玉の表面に浮き上がる。
測定の日はホールに新二年生があつまり、壇上に置かれた魔収球に両手を当てて流し込んでいく。
「よし! 62!」
壇上に上がる生徒が魔法を注ぎ込み、魔収球にスコアが浮き上がるとガッツポーズをする。
『マジかよ! あいつスコア62だって』
『すげぇぇぇ!』
スコアに応じて生徒は立ち上がり歓喜し、体力測定だが雰囲気はさながらフェスのようで会場のボルテージは上がっていく。
「次はアンドリューくんだね」
ネイサン先生が呼ぶと、壇上の立派な台座に置かれた魔収球の前にアンドリューが立つ。
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