わたしの密かな楽しみ

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「じゃ俺、先に寝るわ」 「うん、お疲れ様。おやすみなさい」 夫の正広さんは、大体いつも10時には寝る。 彼が寝室の方へ歩いて行く。 寝室のドアが開いて閉まる音。 そして部屋の明かりが消えたことを確認する。 これから、わたしの密かな楽しみの時間の始まりなのだ。
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