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「咲く花のその先のこと知っていて静かなままのベランダときみ」 「点滅の青を守って止まるひと空いてる右手、掴んで走る」 「どうしてとなんでだろうをくりかえすきみに「。(くてん)」を置くオムライス」 「冷えきったキッチンにまだ居る冬に足先許す寝起きのけむり」 「夜だけを信じるぼくときみだけに朝が来なくて笑えたらいい」
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