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「青桜 夜に溶け込む水彩の弱気な青が春にも潜む」 「柴犬の悩みを知らず僕たちは嫌がる散歩をスキップと呼ぶ」 「月曜日 皆の重みを引き受けて咀嚼ののちに口笛にする」 「自責卑下希死念慮鬱胡乱瑕疵なにひとつああいまはうごけず」 「あ ま い ひ か り 事後の身体をあたためる保温器に似た貴方のベッド」
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