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「少しだけひねくれていたあとがきの気配が去って背表紙は 暇」 「雨だとして傘をさしたら駄目になるそういう恋であれは自傷で」 「広告の誤タップみたく不意打ちでわたしのよさに気づくにんげん」 「死ぬからと並んだ列の足元に丸ゴシックの文字見て笑う」 「やさしくてまぶしいひとの中の具がエゴだと知れてうれしいおむすび」
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