メモ的短歌の本棚

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「布切れをかぶって白くなるからさ、おばけになって出てきてよねえ」

「クワガタは夜風を孕む黒色で光纏っててらてら揺れる」

ユニット二卵性天使「天使と救済」（五首）
「シャー芯の跳んでく音にも気づく人　天使の羽根が折れた午後４時」

「両の手を羽根とみなしてきみ包む不器用なハグ見習いの天使」

「自室自死　閉じた瞼に残る白　最後に見れた真白のセカイ」