メモ的短歌の本棚

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「心の距離が離れたら声まで違って聞こえてドップラー効果」

「自分の輪郭溶けていきこのまま春となってしまおうかと泣く」

「帰宅して全てほうって座り込む。高いマフラー、とぐろを巻いて」

「孤独な日雨さえ降れば弛緩して 少し大きく口ずさんだり」

「電柱に擬態して生きる月曜日 だれもかれもが無視してください」