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「命日は増えていくのに日々の中 今日もわたしは短歌を詠んで」 「春という分厚い本に挟まれて色が抜けてく栞はわたし」 「読点で誤魔化さないでそのつづき説明してよ句点を打って」 「伊坂幸太郎の行間に住み着きたいそんでもってなんもせずに寝る」 「ザアザアと、トンテントンと、降る雨が騒がしくても窓は閉めずに」
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