34

1/1
前へ
/154ページ
次へ

34

「季節の変わり目にうまく、脱皮できないままふかく、埋まって、死」 「よふかしをずっとずうっとしていたい 明けない夜がここにあっていい」 「眠るのは海辺でいいよ あたたかくなくていいからずっと寝かせて」 「サンダルで駆け出すように逃げ出した わたしのうしろ日々が続いて」 「ハイエナのように背骨はしなり柔く、余すことなく私を食んで」
/154ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加