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「帰り道 兄のくろいろ抱きしめて夢の中見る「きりつちゃくせき」」 「神様は下向く桜、見ないまま 散ってからしか楽しめない」 「ナイフ持つような顔して書き込んだ原稿用紙をまた破ります」 「しのびこむ夜に窓からほこり光る誓えやしないわたしとあの子」 「自分への評価のように閉じていく からだに沿わすボタンのならび」
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