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「パレットに足りない色はなんだっけあの日の色も消えていくんだね」 「四月には五月のことで溜息をついては独りまだ二月にいる」 「春嫌いが手にするさくら無意識にそっとふれては守ったりする」 「ななめさすひかりのとけたそのさきにわたしのゆくべきみちはあるかな」 「魅力とは僕が靴紐結ぶとき ただ空を見て待ってくれる君」
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