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「柔い幕、目の前に垂れ ほかとたがう うつをてのひらのせるわたしを」 「横並び前に進めず俯いたあの日吹いてた音階想う」 「今までをやさしくたたむこの厚さ嵩み嵩んだおくすり手帳」 「約束の秘密基地にはもう誰も来ないと知った大人が泣いた」 「さよならは出会いの端だというキミは読んだ本を二度と読まないね」
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