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「全身の擦り傷ばかり気遣って中身は逸らすその目が嫌いです」 「死は栞、日々に挟んで移動して読み終わるのを待っているから」 「何となくうつぶせのまま動けずに布団とともに地層となって」 「吐いているその背中見て好きが増し苦しそうだね伸ばす手に愛」 「ゴウンゴウン回るを見つめて話し込む将来のこと夜飯のこと」
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