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「不安だけ器用に飲んだ深海魚まぶたの裏にある水槽で」 「呼吸だけできる水底ここは夢 揺蕩う足がシーラカンスと」 「早贄(はやにえ)の如く掛けられ持ち主を待つはちいさなあかいてぶくろ」 「母でなく友達だったら良かったねそれならきっと上手くやれてた」 「西口が分かるころには終わってて待ち合わせはもう中央口で」
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