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「夜を読む栞を挟むそれだけのことが孤独で仕方ないったら」 「教科書に「異性」とあってわたしのはきっとテストじゃペケになる恋」 「蓋裏のアイス舐め取り上向いてとことん生きるとことん生きる」 「はつ夏の足先はまだ冷たくて君と並ぶ肩との熱の差」 「幼子の脱いだ靴下たんぽぽと同じ色して道端に咲く」
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