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連作「花嫌いが花束を」 「道端の草だか花だか問いかける咲けば偉いの?じゃあ、わたしは?」 「花言葉だけを信じていたいのに美しいとか健気だとか」 「花嫌いが撮っていたのはあたたかさ冷えた手でつい頼ってしまって」 「足元に命があって生きているものがあるのがわたしは怖い」 「色纏うその身がいつも羨ましいわたしの服は真っ黒ばかりで」
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