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「枯れ花の崩れる身から見た葉脈 感じる自分の背の骨を」 「君がわたしを好きだと言って、わたしが君を好きだと言った。そうして再び、」 「いい気分で紅茶を飲む時に限って切れる砂糖にブチギレる」 「指先で、送って(えが)き書き連ねるか 唇触れて伝えるか」 「何かから逃避するとき 逆に意識しすぎて目が離せなくなってく」
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