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「コミュ障と呼ばないでくれ僕はただ大縄跳びが苦手なだけだ」 「パチパチと爆ぜては甘く唇を奪う準備をしているガラム」 「もしいつかシーラカンスと泳げたらあの日の涙を泡にしてみる」 「震える手ことばが詰まる吃音の始まりの声そっと握って」 「白鯨が迎えにくると嘘ついて海辺でひとりゆるやかな自殺」
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