その日

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その日

魔法少女ひまわり組外伝 私の勇者様 それは今年の春、魔法学校アカデミーの初年級の生徒達が、世界を支配していた経済協力連合とのバチバチの喧嘩に勝利し、ついでに勇者の末裔である俺、ジョナサン・エルネストが、史上最悪の猟奇殺人鬼ユリアス・ブレイバルを暗殺して、騒動は鎮静したあとのことで、事件解決から2週間がすぎていた休日日の朝だった。 つまり、ひまわりがごり押ししてから、魔王が担ぎ出された騒動の間の出来事でもあった。 独身者用の教員寮に、プリップリの尻と、排気された埃っぽい匂いを感じていた。 ゴーゴーという、空気を吸い込む機械の音が聞こえていた。 本格的な同棲、結婚を前提とした同棲相手のお尻。ああ堪らんなあ。 ビバ勝利。人生大逆転ウェエエエエイ! 劣等人種であるブロンズでも、シルバーのおっぱいをムニムニ出来るし、よく解らんが英雄になっちゃったし。 あ、そこの棚は困る。隠し扉開いたら、絶対嫌がるよな彼女は。 「ああ、フランチェスカ」 けったいな機械の音が予想以上に大きく、スイッチを切って振り返った彼女、フランチェスカ・ルバリエの艶っぽい横顔に、ドキリとさせられた。 可愛い♡俺の恋人ちゃんは。 「どうしたの?ジョナサン?」 実際、声をかけたのは、探されると不味いものがあったからで。 その辺、母さんとは違うな。 今この瞬間、密輸品でもあるのかってレベルで棚を探らないもんな。見つけて悲鳴っていつもの奴もないし。 「ごめんなさい。うるさかった?」 「いやそうじゃないよ。それ魔王だっけ?」 「ええ。魔王が貸してくれたのよ。魔力炉内蔵型の小型掃除機ですって」 どこが小型だ魔王。ビア樽腹のおっさんが1人、デンと座ってんのか? 「ところで、炉って、怖くない?」 俺の脳裏には、恒星炉って恐ろしい物を身に付けた、2週間前の戦闘メイドの恐怖があった。 「よく解らないけど、便利よこれは。私の魔力に反応して動くの。ユノが使えるかってなると疑問だけど」 そうだね。ひまわりにはね。 んー。勿体ぶって、俺は唸った。 今フランチェスカは、俺の部屋を俺達の部屋に変えるべく、こんな掃除機具を持ち込んだ訳で。 「君とここで暮らすことに異存はないが、いいのかな?こんな風に無断で強行して。もう少し遠い家に住むことだって」 一応、結婚し家庭を持った教員達が住む家を、コッソリ見に行ったりもしたんだが。 いずれ、可愛い子供が出来たら、なあ♡とか思ったよ。 「いいとは思うわ。校長先生は尊敬してるのよ?でもーー」 ああうん。変態ババアだしな。校長。 ところでフランチェスカ、ババアと何かあった? 魔法剣士でも教員でもない。女の部分で、何か校長に? 「そうだね。校長はいいよどうでも。それよりも、俺達の関係をもっと深めていこう?」 「やん♡ちょっと、まだ朝よ?夜まで待って♡それに♡昨日は♡」 「夜中の3時まで、どろどろになるまで絡み合ったね♡凄く可愛かったよ♡このピンク色も、お尻も♡あれ?パンツ新しいの買った?あー♡スベスベでみっちり♡」 「もう♡お尻撫でちゃ駄目♡先週帰って買ったのよ♡ダブリンで♡」 改めて思うよ。お嬢様だもんね。 教員の制服の短いタイトなスカートを捲り上げ、俺の好みの、面積の小さいパンツに顔を突っ込んで、しばし、濃密で発情したニャン臭を、胸いっぱいに吸い込み、ピラっとずらしてヒダヒダの味を味わった。 あ、舌がニャンニャンちゃんに入っちゃったよ。まあいいや♡ああ美味しい♡ ガクンと腰が砕けていた。フランチェスカの甘い声が耳を擽った。 「あ♡んん♡いきなりそこ♡さっき掃除したばっかり♡あああ♡」 「大丈夫♡おしっこじゃないし♡俺が掃除するから♡「じゃー」が癖になっちゃって可愛い♡んー♡」 立ち上がり、物凄いトロ顔を見せたフランチェスカのトロットロになった唇を奪うが、全く嫌がる素振りもなく、いずれ奥さんになる女の子は、俺の舌の動きに合わせるのに終始していた。 糸を引いた彼女の舌が、夢心地で告げた。 「ベッドで♡して♡」 もう俺のワンちゃん以外考えられなくなっていたらしい。 「そうしたいけど、君の服でベッドが山積みになってるよ?服は俺が仕分けるし、手伝うからさ♡」 対面で抱き合い、俺のワンちゃんが、トロトロになっちゃったフランチェスカのお口に、そっとキスした。 ふんわりトロトロな、柔らかい感触がした。 ああちなみに、彼女のパンツは、便宜的に俺のズボンのポケットに避難が完了していた。別に盗もうとか、あとでコッソリクンクンしようとかじゃなくて。 ズボン?ああもう膝の高さにずり下ろしちゃった。 立ったままするのもう慣れたよね?俺大好きなんだ♡立ったままするの♡ お尻掴んで下から上に突き上げるの♡そうすると、ポルチオをトントン出来るし♡ まあどんな体勢でもトントン出来るよ俺のワンちゃんなら♡ しばらく、対面に抱き合いながら、俺がフランチェスカの腰をトントンしてすごした。 フランチェスカは、彼が進んで同棲の引っ越しに邁進する中、ちょっと外れて外に出ていた。 ああジョナサン好き♡好き好き♡愛してる♡ フランチェスカは、今していた快楽込みの行為がもたらす結果を、よく知悉していた。 構わなかった。彼が、私との間に赤ちゃんを求めていることは解っていたもの。 気がつけば、廊下の向こうに、校長、ルルド・リュミエールが立っていた。
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