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もう、我慢の限界だった。
「ブチ殺してやる」
───ユラシル・リーバックは最後のリベンジに挑む一歩を踏み出した。
「テメェの減らず口はここまでだ。今すぐ黙らせてやるよ、永遠にな」
「威勢がいいわね、この私を前にして」
「………」
「本当に勝てると思っているの?あなたが、少し強いだけの人間数匹連れてきただけのあなたが、本当にこの私を殺して世界を救えるなんて虚しい理想を実現出来ると思」
ギャヴンッッ!!!と。
吹き抜けた三日月に打たれ、フィーナの体が三日月に押される形で壁に埋め込まれた。
「もう喋んなよ、胸くそ悪いから」
振るわれた『煉光』スカイリベルが残光を弾けさせる。
「さっさと終わらせようや───俺とテメェの物語を」
もう後戻りは出来ない。
結末は二つに一つ、破滅か救済か。
ユラシル・リーバックという一人の人間によって紡がれた歴史は、ここが終着点か否か。
どんな戦いが巻き起こり、どんな結末を迎えるか。
正真正銘、ユラシル・リーバックの奇妙な人生、その最後が───始まる。
究極リベンジタイム 【異色の秘宝】 -完-
Next-Time 【無彩の最強】
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