病院にまつわる七不思議

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美に効く薬 「俺は海斗(かいと)小4だ。今、俺は七不思議を集めている。何処のだって?それは…病院だよ。この中で七不思議を全て集めたら、何か起こるんだって言ってた。それは、ここに迷う前の話さ。俺は事故で入院中で暇だったんだ。そしたら、病室の前にいた看護師がって言った後に隣にいたもう一人の人がって言ったら、って言ったんだけど俺はその時に面白そうだなって思って盗み聞きしてたんだ。そしたら、もう一人の人が震える声でって言ってた。その後に言いかけてたんだけどと言ってた時にタイミングよくナースコールが鳴ったんだ。肝心なところが聞けなかったけど、俺は興味を示して夜中にこっそりと病室を抜け出していろんなところを歩いたんだ。そしたら、女の人が急に出てきて、こう言ったんだ 「ようこそ、七不思議の世界へ。」って。その後に椅子に座らされて穴に椅子ごと落とされたんだ。その時にこう言ってた。 「これからあなたには、七不思議を集めてもらいます。では、いってらっしゃいませ。」ってね。その後、何分ぐらい落ちたかな?分かんないんだけどその時に聞こえたんだ、歌が。「あなたも七不思議になりましょう♩」って。その後が今ってわけ。今、一個も集めれてないんだよね。」そう言って俺は苦笑した。すると、何か明かりがあり病院内のコンビニみたいなところにたどり着いた。俺は 「あれの中に七不思議の一つがあったりするかも!」そう言いコンビニの中に入った。すると、中は普通のコンビニだった。でも、店員さんが牛やら豚やらの動物だった。俺は 「このなかにあるかもしれない!」ともう一回言った。色々なところを探していたが、おかしな点は見当たらない。そして、全部見終わりため息をついた。そして、 「サプリのところには流石にないでしょ」そう言いながらサプリメントの場所に向かった。すると、一つおかしなサプリを見つけた。そのサプリの名前はだ。俺は 「おかしくないか?普通は美に効くじゃなくて、しわに効くサプリとかじゃないか?ちょっと聞いて見る価値ありそうだな。」そう言って店員さんの元に行き、これはなんなのか、そして七不思議ではないのかと重ねて聞いた。すると、店員さんが 「正解です。これは七不思議の1番目、美に効くサプリです。このサプリのお話をしてあげましょう。」そう言って話し始めた。 「昔、学校には一人ぐらいいる、ブスとか言われる子がいた。まぁ、その子のことは夏目としておこうか。その子のクラスに美人でしかも男の子から好かれる女の子、美雪がいて、夏目を虐めてたんだ。その時は、我慢できた夏目だけど、やっぱり、自分を自慢してくる子は羨ましくて、家ではやっぱり泣いてしまう、そんな夏目。その後、コンビニに行って気を紛らわすために色々なものを見てた。その時にサプリのとこに行くと、このサプリ、美に効くサプリを見つけて買ったんだ。そのあと、商品名が書かれてある帯を剥がして上に、に書き換えたんだ。そして、美雪に「これ差し入れです。」って渡すと美雪が「ふーん、気がきくじゃない。まあ、私に逆らえないから持ってきたんだろうけどw」そう言って奪い取って家に持って帰ったんだ。その時の夏目の心は「よかった、ひっかかってくれて。」って思ってそのまま帰宅し布団に潜って寝た。夏目が寝た時とほぼ同時に、美雪はこのサプリを飲んだ。そして、そのまま寝た。次の日の学校に美雪が「たっくーん。また可愛くなった美雪の登場でーす。」そう言って拓真(たくま)くんに走って抱きついたんだ。その途端、拓真が「美雪?ひっ、うわぁぁぁぁぁぁぁ!誰か‼︎誰か助けてくれぇぇぇぇぇ!」そう言って美雪の手を振りほどいて逃げたんだ。美雪は「えっ、ちょっと、たっくん⁉︎どこに行くの?」と言いながらみんなに駆け寄った。そして、「ねぇ、みんな。お小遣いあげるからたっくん捕まえて❤︎」と可愛くおねだりする。でも、みんな「嫌ぁぁぁぁぁ‼︎」とか「バケモノーーーー‼︎」と言って聞いてくれなかったらしい。それどころか、逃げていったんだ。美雪が、こっちにきて「謝るから、さっさとたっくんを捕まえなさい‼︎」そう言って夏目を押した。でも、夏目は「ねぇ、自分の顔、見てきたら?」そう言って、くすくす笑ったんだ。美雪はなんなの⁉︎と言いつつも鏡で自分の顔を見た。そしたら、美雪は 「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎なにこの顔‼︎こんなの私じゃない‼︎なんでぇぇぇ‼︎なんでよぉぉぉぉぉ‼︎」そう言い鏡を地面に打ち付けた。ガッシャンっと割れる音がする。その中で夏目がくすくすと笑っていた。その美雪の顔はドロドロに溶けてぐちゃぐちゃになってたらしいよ。そしたら、夏目が「あなたが悪いのよ。私を虐め、そして私の彼氏を奪ったあなたが………。昨日飲んだんでしょ?あのサプリ。あれね、美になる薬じゃなくて美に効く薬なんだ〜。あなたはまんまと騙されたわけ。ウケるよねーw」と言いながらカッターを取り出し、手を切ったり、色々なところを切っていったんだ。そして、「痛いよぉぉぉぉぉぉぉぉ‼︎誰か助けて‼︎」と言いながら美雪にカッターを持たせたんだ。その声を聞いてみんなが駆けつけると顔とか全身に傷を負った夏目の姿があって、その前には………カッターを持った美雪の姿があって、クラスメートなどが勘違いをして美雪が夏目を殺そうとしていると思って、みんなが先生を呼び、美雪を取り押さえた。そして、夏目を保護して警察に通報したらしい。でもね、その教室には運良く防犯カメラがなくって美雪が夏目を殺そうとしてたことになって事件は幕を閉じたんだ。そんな話だよ、このサプリのお話は。さぁ、紙を出してハンコを押すよ。」と言ってハンコを押してくれた。そのあと店員さんが「頑張ってねーーー。あと6つあるからね。」そう言ってお見送りしてくれた。                     残りはあと6つ…………
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