ある日突然令嬢じゃなくなった？！

その頃リラは
「・・・遅い」
もう袋詰めもしてもらったのに〜
「どこ行ったんだろ」
と席を立ちドアへ向おうとした時
「ガラガラ！」
と音がして入って来たのはお姉ちゃんと男の子
「も〜遅いよ！ずっと待ってなんだか」
「急いで！」
「え？」
そう言って裏口へ引っ張られた
「ちょっとヤバいから事情は後とりあえず急いで家に帰らなきゃ！」
「わ、わかった！」
「リラ最短で家に帰る方法ない？」
「任せて！」
「おばさん裏口借りてもいい？」
「いいわよ」
「ありがとう！」
お礼を言った後路地へ飛び出した
路地を走りながら姉妹は
「リラあとちょっと？」
「いやまだ距離がある！」
その時
「あっいたよ！！」
「マジ？追いかけよ！」
運悪く見つかってしまった。
「チッ」
「・・・リラ二手に分かれよ！」
「いいけど」
「コソコソ」
「うんうん」
・・・
「じゃあ私と男子、リラ一人でいける？」
「うん！」
「じゃあ後で！」