「時間がない」って言うと嫌われる?

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 一人一人が時間のために使えるお金の量は違います。生きるだけで精一杯の人もいるし、お金があっても時間ではなく住宅を買う人もいます。  なので私は「時間がない」は言い訳ではなく、実態を反映している言葉だと考えています。 (実際には、通りのいい言い訳として使われるパターンも当然あります。ただ、そうではない場合も想定されている以上に多いと思っています)  少し視点を変えた質問になりますが、お金と時間のどちらを大事にして、優先したいと思いますか? 「お金より時間が大事」と仰る人のほうが多いのではないかと思いますが、私は「時間よりお金が大事」派です。  お金があれば仕事を選べるからです。少なくとも、即日で給料をもらう必要はなくなります。  仕事を選べること、これこそが「お金で時間を買う」ことだと考えています。適性に合った仕事をしていれば余力が残り、プライベートにも時間を使えるからです。  生活保護があるじゃないかと仰るかたもいるかもしれませんが、両親は元気に生きている(けれど仲違(なかたが)いしている)とか、色んな状況で生活保護が受けられないパターンはあると思います。 (このエッセイでは価値観の話をしているので、福祉についての言及は正確さに欠ける可能性があります)    体力や適応力に自信がある人には、あまり当てはまらないお話になってしまったとも思います。「仕事の疲れがひどいと回復に時間がかかるので、時間がなくなる」というのがメインの主張になるので。  仕事の適性は、人によって全然違うと感じます。
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