前世の出逢いから

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独鈷雪の白蓮殿には、中庭に木蘭の木々をたくさん植えていました。 これは、龍善の母親壁漣がこよなく愛した木蘭の花なのでありました。特に白蓮なのであります。 「どうかね、ユキ、気に入ったかね、」 「はい、、とても美しい所です、わたしがこんなに幸せで良いのですか?リュウゼン様、、」 「良いんだよ、ユキは幸福に成るべきだよ、今まで辛い思いをしたのだから、、」 「ありがとうございます、リュウゼン様、、」 独鈷雪に侍女雨(ウ)を付けてやりました。 漢喜玲華と獨蓮花が話しています。 「あそことは、大違いね、、」 「仕方ないことよ、あちらは正妻ですから、、、」 「今に観てなさい、独鈷雪、、」 漢喜玲華は、苦々しく思っていました。 龍府の入口に通りすがりに、参魁法師の蘭の鈴が三つのうち一つが鳴りました! この蘭の鈴は、妖気を感じ取ったら鈴が鳴るのでありました。 「この中に、妖が居るのか?」 参魁法師は、この龍府を監視することにしました。
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